リンの独り言

  

『リンちゃん…ジュース買って来て…』


一本の電話…


その声は今にも死にそうな声…


私は即彼女の元へ…


また電話…『やっぱりいい…』


断りの電話…


大丈夫なのか…


『彼女にはリンしかいない…中途半端に相手になるのなら…付き合うだけ彼女に悪い…』



彼女には私しかいない…


家族でもない…赤の他人…

ただ元同僚…


でも妹と同様に接してきた…


あの頃が懐かしい…


お互い若く…エネルギーがあった！


人間は弱い生き物…


何がきっかけで…


何が理由で…


堕ちていくのかわからない…


私は彼女がＳＯＳを出せば

それに応える…


彼女は言う…

死にたい…

もぅ全てがイヤ…

何で私だけが…

逃げたい…

聞く度に心が痛い…

なるべく話をそらし笑いに変える…


最後に言う言葉は…


『リンちゃん…ありがとう』



あなたは一人じゃないよ！

私はあなたの味方だからね
  

唇のﾖｺ…

荒れた…

どんだけ食べたんか――――――――いってﾈ  

『心』は誰にも見えないけど…

心使いは誰にでも出来る!

『思い』は見えないけど…

思いやりは誰にでも出来る！


その通りだと実感した…